【読書レビュー】家族のお金が増えるのは、どっち!?
こんばんは。
今回紹介するのは、「家族のお金が増えるのは、どっち!?」です。著者は元メガバンク支店長である菅井敏之さんという方です。
親の資産を把握する
「家族を豊かにする」ために、親は自分の資産状況を把握し、純資産(資産-負債)を定期的に子供に伝えましょう。
子供は親が資産状況を話してくれるように、親との信頼関係を築きましょう。
また、エンディングノートは子供の方から書き、それを親に見てもらうことで、親はそれを見て自分も書こうという気持ちになりますので、子供は積極的にエンディングノートを書き、親にもエンディングノートを書いてもらい、親の資産を把握しましょう。
親子で同じ銀行に口座を作り、親の信用を子供に引き継ぐ。
親の資産を守る
親の財産が把握できたら、今度はそれを守りましょう。
誰から守るのか? 金融機関、特に「銀行」からです。
銀行は投資信託を買わせようとアプローチしてきます。そこで、銀行に勧められるがままに購入して、得をすることはほとんどありません。
親のためにも、自分のためにも、親の財産を「守る」意識が大切です。
子供にお金の知識を身に付けさせる
子供には小さいころから、お小遣い帳を付けさせて、お金を管理する大切さを教えましょう。
お小遣いは何か悩みを解決してくれた時に渡すようにすることで、定期給料をもらうサラリーマン思考ではなく、経営者思考が身に付くようになります。
また、店の「経営者」やビルの「オーナー」等のように、本当に富を得ている人の存在を教えてあげることで、将来の選択肢を増やしてあげましょう。
まとめ
お金があれば幸せになれるとは限りませんが、お金があることで選択肢が増えることは間違いないと思います。お金を増やすためにすべきことは何かといったことが、この本には書かれています。
余裕資金を投資に回してお金を増やしましょうといった内容ではなく、親の資産を把握して守りましょうといった視点は新鮮でした。
それでは、また。